田舎で「ばんざい」継承の立ち飲み屋をつくる奮闘記

幕張の立ち飲み屋「鶏家ばんざい」で10年働き、南房総でその心を受け継ぐことに決めました。周りの方々の協力を経て、イチから手作りで作り上げた里山の立ち飲み屋です。

今日で鶏家ばんざいは丸十年

日本中が震えた東日本大震災

あれは2011年3月の出来事でした。

 

辛く悲しく下を向きそうな日々が続いていたことは間違いありません。世の中が、なんだか異様な感じでしたね。

そんな2011年。

 

7月27日
幕張駅北口に、黄色の提灯の灯りが輝き始めました。

それと同時に
しぶさんの声も街中に響き渡るようになりました。

鶏家ばんざいの登場です。



f:id:aaga0987:20210728234610j:image

 

駅の向こう側までしぶさんの声が聞こえるので、
南口のタクシーの運転手さんの間では

なんだかとんでもなく声がでかい人がいると、話題になっていたようです。

 

確かにいろいろあった2011年。
躓きかけた心が
しぶさんの笑い声を聞いているとV字回復したとか、
そんな声も聞いた記憶があります。


f:id:aaga0987:20210727110754j:image

 

2011年にオープンしたのは、ある意味偶然でもあり必然だったのかもしれません。

 

それから10年の歳月が流れました。
たくさんのお客様が足を運んでくださり
たくさんのアルバイトがデビューをしては卒業していき。(わたしは卒業しそびれましたが。笑)

 

真剣な眼差しで一本一本手打ちした焼鳥、唐揚げ、手作りとうふ、10日かけて仕込んだ燻製ベーコン、おばんざい、、、

ああ。このまま書き続けたらメニューだけでとんでもなく長くなりそうなので
かなり かなり 割愛しますが
すべての料理に心を込めて、アホみたいにハイボールを飲みまくり、

 

目の前のお客様と、その日のバイトちゃんと
とにかく とにかく 

必死でみんなで楽しむことに力を注いできたら

気づいたら10年経っていました。


f:id:aaga0987:20210727110916j:image

 

10年。

重みを感じます。

 

あんなことも
こんなこともありましたね。

 

幸せなニュースが100万こ以上出来ました。
しぶさんも私も、何度か怪我もしました。大きな怪我ではなくて、よかったです。
電子レンジは10年でたぶん20台くらい壊れました。冷蔵庫は何回壊れたか忘れてしまいました。
本当〜に、いろんなものがよく壊れ、それもまたネタになり笑ってましたね。
ご飯を炊いてる最中に炊飯器が壊れたときは、ショックを通り越して、笑いました。
大きな怪我をしなかったからか、物がたくさん身代わりになってくれていたのかも、、です。


数年前まではイベントもたくさんありましたね。お花見、肉フェス、DJイベント、しぶさんの誕生日、試飲イベント(試飲じゃすまなかったけど)、蔵元見学、大雪(イベントというか不可抗力)、つぼ八さんでカラオケなど
あげればキリがありません


f:id:aaga0987:20210727110956j:image

 

しぶさんの自転車は何回行方不明になったことでしょう。
毎回毎回、私に自転車の在処を聞いてきましが、
何で私に聞くんだろうと思いました。笑

知るわけがありません。

 

ほんと、いろいろありました。☻

 

こんなに
身を粉にするほど全力になれて
しかも超〜勉強になり、
そんでもって超たのしくて

こんなお店 二度と出会えないかもしれません。

本当に心の底からだいすき。
ばんざいに出会えて本当によかったです。


さて、本日
2021年7月27日
丸十年を迎えます。

本当に本当にありがとうございます。


これからも
宜しくお願いいたします。

まずは8/11まで絶対に怪我をしないように
気をつけて生きていきましょう!